2006年以降に建築された住宅はアスベストなし
建築関係に長く携わるMasaki氏は4月22日、自身のブログで自宅屋根のセメント瓦のアスベスト有無を確認する方法を紹介している。
建築物等の解体工事等においては、2020年3月に大気汚染防止法の改正案が閣議決定され、すべての石綿含有建材が規制対象とされることになった。セメント瓦はアスベスト危険度がレベル3と最も低いが、解体する場合は規制の対象だ。
建築時期と瓦の製造番号でわかる
Masaki氏によると、セメント瓦のアスベスト有無は、建築時期や屋根瓦の製造番号から自身で判定できるという。
また、これでもわからない場合は有料となるが、アスベスト専門業者に調査を依頼することもできるとしている。
建築時期による判定では、2006年にアスベスト含有建材は全面使用禁止となっているため、これ以降に建築された住宅にはアスベストは使用されていないという。
また、これ以前に建築された住宅では、セメント瓦の「商品名」や「製造番号(ロット番号)」で確認できる。瓦の商品名は「建築設計図面」などで確認でき、瓦の製造番号は瓦の裏側に刻印されている。
商品名か製造番号が判明したら、国土交通省の「石綿(アスベスト)含有建材データベース」で検索し、ヒットすれば含有となる。
なお、設計図面に記載された商品名が実物とは異なることもあるため、製造番号から検索した方が正確としている。
(画像はHiCさんによる写真ACより)
セメント瓦の屋根にアスベストが含まれているかを確認する方法
https://blaunie.xyz/cement-roof-tile-asbestos/石綿(アスベスト)含有建材データベース
https://www.asbestos-database.jp/