AIが文字を読み取り電子データ化
アンケート結果などの手書き文書をクラウドコンピュータにアップロードすれば、AIが自動的に電子データ化するサービスを、AI事業のAI inside(エーアイ インサイド、東京都渋谷区)とNTT西日本(大阪市中央区)が12月2日から開始する。
AI insideは既に、AIを使った精度の高い読み取り装置(OCR)を開発しているが、まだ費用が高く、導入後の運用に不安な部分がある。
そこで、NTT西の通信網や顧客サポート態勢などを活用し、中小企業でも活用しやすいようクラウドサービスを展開することになった。
アンケート集計や申請書の受付にも
顧客が文書をデータ化したいときは、文書をスキャンしてPDFデータ化し、AI insideが運営するクラウドにアップロード。すると、AIが画像から文字を読み取り、電子データ化する。
AIは単に画像から文字を認識するだけでなく、文字のゆがみや傾きなどの癖を自動的に補正して認識し、文章が自然になるよう前後関係も判定する。また、書き損じで塗りつぶした部分や訂正印も認識して飛ばすことができる。
これによって、従来型のOCRより格段に高い精度で、文字を読み込むといい、アンケートの自由記載部分の集計や申請書などの処理の負担軽減が期待できる。
サービスの利用料は月額3万3000円(税込み)から。
(画像は写真ACより)
【参考】
※NTT西日本 プレスリリース
https://www.ntt-west.co.jp/news/1911/191125a.html