アーバンエナジーの『創電割』を活用
株式会社横浜国際平和会議場(以下「パシフィコ横浜」)は、2019年9月5日、食品廃棄物から発電した電力を活用する循環型エコシステムを、同社運営施設に導入したと発表した。
同社は、国内最大級を自認する複合MICE施設『パシフィコ横浜』を運営する企業。導入された循環型エコシステムは、アーバンエナジー株式会社の『創電割』を活用したものであり、2019年8月より取り組みが開始されている。
リサイクル工場でメタン発酵させ、発電
パシフィコ横浜ではこれまでも、廃棄物リサイクルを推進しており、2017年4月には産業廃棄物を燃料とする発電も開始。発電した電力は臨港パークに供給し、産業廃棄物のリサイクル率はほぼ100%にまで達していた。同社は、さらなる取り組みとして食品廃棄物のリサイクルも企図。今回の循環型エコシステム導入に至っている。
この循環型エコシステムでは、『パシフィコ横浜』全施設内で排出した食品廃棄物をEVパッカー車で収集・運搬した後、リサイクル工場でメタン発酵させ、発電を行う。発電された電力はアーバンエナジーが買い取り、臨港パークに供給。供給価格は、廃棄物の量に応じて電力料金を割り引くアーバンエナジー『創電割』が適用される。
電力の約4%を賄い、年間リサイクル率は約1%向上
なお食品廃棄物により発電された電力は、廃棄物の収集・運搬を行うEVパッカー車の充電の一部にも、活用される。このシステムにより、『パシフィコ横浜』は契約電力の約4%を賄う予定。年間リサイクル率は、約1%上がる見込みだという。
パシフィコ横浜は今後も、環境保全と持続可能な社会の実現を目指し、サステイナブルな施設運営を行うとしている。
(画像はプレスリリースより)
国内初!食品廃棄物から発電し、電力を施設で活用する循環型エコシステムを導入 - 株式会社横浜国際平和会議場
https://www.pacifico.co.jp/