疑問を抱く心は直すべき弱点ではなく、伸ばすべき能力である
「SmartBrief」では、リーダーシップにおいて、ある程度の「疑い」は必要であり、「なぜ」「本当に?」の意識を持って取り組むことが重要であると論じた。
つまり、リーダーには、コンフォートゾーン(居心地の良い場所、安心領域、快適領域)からの脱却が求められる。コンフォートゾーンに居続けると安心感からリスクを見落とし、結果的に不意打ちを食らってしまう。常に目の前の物事・事象に対して質問や疑問を投げ掛ることにより、確実性が増すという。
確実性を追いかけるのは無駄である
そこで、リーダーは、「建設的な疑い」をもつことを意識する。疑う力は原動力となる。コンフォートゾーンを脱却し、アンコンフォートゾーン(不快適領域)にて疑いをもって物事・事象に向き合うと、より迅速かつ情報に通じた意思決定が下せる。
コンフォートゾーンで意思決定をした場合、部分的な情報に基づく、グレーエリアでの意思決定となる。不確実性が増し、さらには、リーダーの自意識過剰や傲慢さを伴う。
一方、アンコンフォートゾーンでの意思決定は、確実性が高くなる。確実性がなく、不確実性にあふれた環境であるゆえ、十分に情報を集めて検証を重ねる、周囲の意見を聞くなどして安心感を得ようと奔走する。それこそが、確実性を高めることになる。
(画像はPixabayより)
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