飲食を伴う宴会は「中止・延期になった」が60.4%
株式会社アイデアログ(以下、アイデアログ)が、運営する法人・団体専用の会場検索サイト「会場ベストサーチ」の利用ユーザーおよび団体幹事経験者139人を対象に、2021年6月25日から6月30日にかけて、「新型コロナウイルス感染症によるバンケット(宴会・会議)利用に関する影響調査」を実施、その結果を7月19日に発表した。
新型コロナウイルスの感染者数が日々代わり、ワクチン接種率も増加していく中で、宴会利用者の動向が変化していくとみられている。そこでアイデアログが、現在の宴会・研修の動向と、コロナ収束後の市場などについて調べた。
『コロナ禍での宴会・研修の実施状況について教えてください。』と聞いたところ、「宴会(飲食を伴う懇親会・歓送迎会など)」に関しては、「中止・延期になった」との回答が60.4%を占め、「予定がなかった」が22.3%、「オンライン開催」が10.1%、「感染症対策を徹底して実施」が7.2%となった。
コロナ収束後の宴会は飲食を伴っても実施するが100%
『コロナ収束後、宴会・研修の実施はどうなると思いますか?』との質問では、「宴会(飲食を伴う懇親会・歓送迎会など)」に関して、「感染症対策を徹底して実施」という回答が62.6%、「オンライン開催が増える」と「コロナ前と同じ形式に戻る」がそれぞれ18.7%となり、それぞれ方法は異なるものの、全てがコロナ収束後は飲食を伴っても宴会を実施するとの回答になっていることが分かった。
しかし一方で、『2021年度の懇親会・忘新年会などの検討状況について教えてください。』と質問したところ、「2021年度は実施しない」が最も多い回答となり55.4%となり、「コロナ前と同様の内容で実施検討」が25.2%、「オンライン開催を検討」が10.8%と、2021年度は何らかの形で懇親会の開催を検討している人が36.3%にとどまる結果となっている。
「検温・消毒」や「会場内の換気」など感染症対策を
今回は、宴会・研修の現在の実施状況に加えて、コロナ収束後の宴会・研修利用者の動向などのほか、コロナ収束後の宴会場選びに重要だと思うことも調べている。
『コロナ収束後、これからの宴会場選びに重要だと思うことを教えてください。』という質問で、「1人1皿の料理提供」に関して、「重要視する」との回答が最多の46.8%。
「検温・会場内消毒の徹底」に関しても「重要視する」が61.2%で最多。
そして「会場の換気」についても「重要視する」が、最多回答で71.2%となっていることが分かった。
このようにコロナ収束後でも、宴会場選びにおいては感染症対策が重要であると認識している人が多いことがうかがえる。そのため、会場を提供したり、飲食を提供したりする場所は、感染症対策をコロナ収束後も徹底することで、客足の戻りを早めることができるのではないだろうか。
(画像はプレスリリースより)
株式会社アイデアログ
https://idealog.co.jp/株式会社アイデアログのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000083218.html