調査でおしゃれな内外装の集客効果を確認
重要なのは清潔感とナチュラルなインテリア
外装は看板デザイン重視
コリドールが店舗デザインアンケートを実施
株式会社コリドールは24日、「飲食店の店舗デザインに関するアンケート」を実施し、その結果を公開した。調査期間は2021年4月16日~4月23日で、10代以上の男女200人を対象としている。
まず、飲食店の内外装写真をSNSに投稿するか尋ねると、「ほとんどしない」が約半数で、「投稿したことがない」人も約25%を占めた。飲食店についてよく投稿するSNSサービスでは、Twitterが最多で半数弱、次いでInstagramが約43%となっている。
飲食店で入口の雰囲気をどのくらい重視するか尋ねた結果では、4人中3人が「とても」または「まあまあ」重視していると回答した。インテリアについても「とても」が6.0%、「まあまあ重視している」が66.5%で、重視派が72.5%にのぼる。
入口の見た目やインテリアを気に入ってリピート利用したいと思ったことがある人も75.0%だった。
清潔感は重要!コロナ影響も
飲食店選びでの内装ポイントとしては、「清潔感があるか」が最多の7割強で、2位が「インテリアのスタイルが好みか」の約63%だった。「他の席との間隔が十分に確保されているか」や座席数、通路幅も強く意識されており、コロナの影響も考えられる。
最も好きなインテリアのスタイルを尋ねると、「ナチュラル」が圧倒的で65%超となった。次いで「カジュアル」と「シック」が約34%などとなる。
外装で気になる点としては、「看板デザイン」が過半でトップ、以下「外壁の色」や「入口の広さ」、「ガラス張りで中の様子が見えすぎないか」といった点が4割強で続いた。
SNS投稿はせずとも店選定には内外装が大事
内外装にこだわる飲食店は多いが、その写真をSNS投稿する生活者は意外にも少数派だった。しかし集客やリピーター醸成効果は非常に大きく、店舗デザインの重要性もあらためて分かる。
清潔感が重視され、ナチュラルテイストが人気となるなど、比較的王道なシンプルでくつろげる空間が支持されているようだ。外装では建物本体以上に看板が注目されていた。オーナーとは違った顧客の視点もある。この知見を活かしてみるのも良いだろう。
(画像はプレスリリースより)
株式会社コリドールによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000079849.html