ファミリータイプ分譲マンションの賃料データを公開
東京カンテイは6月16日、2020年5月の「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」を発表した。
東京カンテイのデータベースに登録されたファミリータイプ分譲マンションの、平米当たりの月額募集賃料を算出したものである。
首都圏全体では上昇ながら全エリアで賃料下落
首都圏の5月における平均賃料は、前月比0.3%上昇の3061円。賃料水準が高い東京都のシェアが拡大したことから小幅ではあるものの、4か月連続で上昇している。
都県別の平均賃料は、東京都が前月比0.5%下落の3647円、神奈川県が同0.1%下落の2310円、埼玉県が同1.1%下落の1728円、千葉県が同2.2%下落の1603円。1都3県すべてで下落する結果となった。
近畿圏の平均賃料は4か月ぶりの下落
近畿圏の平均賃料は、前月比0.3%下落の1961円。大阪エリアで賃料水準が低下したことが要因で、4か月ぶりに下落した。大阪府は同0.8%下落の2196円、兵庫県は同0.1%上昇の1684円だった。
中部圏の平均賃料は、同0.4%上昇の1750円。愛知県は同0.6%上昇の1794円と、いずれも3か月ぶりの上昇となった。当月と平均築年数が同水準であった2019年11月や2020年4月の賃料水準を上回っていることから、正味トレンド自体は堅調に推移しているとみられる。
(画像はプレスリリースより)
株式会社東京カンテイのプレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/T202005.pdf