要介護者における福祉用具の導入効果を研究
パラマウントベッドホールディングス株式会社の医療・介護分野専門の調査研究機関「パラマウントヘルスケア総合研究所」は、8月19日~21日に開催された「第21回日本生活支援工学会大会他2学会合同学術集会」にて“データに基づいた介護ベッド使用の有効性”を発表しました。
自立支援や介護負担軽減のために福祉用具の役割は重要
今回の研究では様々な福祉用具がある中で同社の介護ベッド「楽匠プラスシリーズ」を例にとり、これまでになかった手法としてアンケート(定性的データ)と操作履歴(定量的データ)を組み合わせて調査・分析を行いました。
まず、アンケートにより各基本動作において課題を感じている割合を導入後と比較したところ、介護ベッドを使用した際に課題が改善されている様子がうかがえました。
そのうえ、介護ベッドの操作履歴のデータをもとに利用者の「どの動作」に対して介護ベッドの「どのような機能・機器」が役立ったのかを分析したところ、日常生活における自立支援と介護者の介護負担軽減に役立つ傾向が見受けられました。
介護ベッド以外の福祉用具についても検証
これまでの研究では「複数の福祉用具貸与」「福祉用具とその他の居宅サービスとの組み合わせ」による利用者・家族への効果を示唆する内容はあったものの、福祉用具の種目別でみた使用効果の検証はされてきませんでした。
今回パラマウントヘルスケア研究所では「介護ベッド」に焦点をあてて研究しましたが、今後はその他の福祉用具における使用効果についての研究も重ねていく考えです。
(画像はプレスリリースより)
パラマウントベッド株式会社 プレスリリース
https://www.paramount.co.jp/news/detail/281