「本人が入居を拒否する」が入居していない理由の最多
オーダーメイドの介護サービス「イチロウ」を運営する株式会社LINK(以下、LINK)が、介護離職という選択肢を選ばない働き方についての調査レポート「介護離職が起こる原因と解決の方法」を公開したと、6月7日に発表しました。
同調査においてLINKがアンケートを行い、介護施設に入居していない理由について聞いたところ、「本人が入居を拒否する」との回答が最も多く40.5%、「入居させる予算がない」が31.0%、「施設に入居させたくない」が25.4%などと続きました。
また、家族の在宅介護をしている理由について聞くと、「ご自身で介護したいと思っているから」との回答が最も多く40.53%で、次いで「他に介護を担える家族がいないから」が33.3%、「介護するのが義務だと感じているから」が27.47%などという結果が得られています。
介護保険制度やルールが理解できていない人が61.0%
介護保険制度の理解度について調べると、「介護保険制度は知っているが、具体的になにがどれくらいサービスを受けられるかは知らない」という回答が全体の46.8%、「介護保険制度についてほとんど知らない」が14.2%となり、介護保険制度やルールが理解できていない人が全体の61.0%にも上っていることが分かりました。
在宅介護の介護保険外サービスの利用について聞くと、「利用していない」との回答が全体の78.9%となり、在宅介護者において介護保険外サービスはほとんど利用されていないとの結果も得られています。
また、在宅介護をしている人の保険外サービスの認知について調べたところ、「知らない」との回答が全体の50.1%となり、介護保険サービスを利用する利用者や家族が、柔軟にさまざまなサービスを利用できるような支援が必要なことが分かりました。
(画像はプレスリリースより)
株式会社LINK プレスリリース
https://link-cocokara.jp/news/1000/株式会社LINKのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000064563.html