SDGsの先駆け!廃棄されるはずの「ゆずの種」を1億個以上再利用
株式会社ウテナは、6月5日、同社のエシカルヘアケアブランド「ゆず油」の特設サイトを公開した。
「ゆず油」は、ゆずの種から抽出したオイルを使用したヘアオイル。発売開始から今年2月までに、シリーズ累計出荷数は480万個を超えた人気ブランドだ。
「捨てるところがない」といわれる“ゆず”だが、種は加工方法が難しく長年廃棄されて続けていたという。その種を再利用して製造された「ゆず油」は、髪にも環境にもいいとして注目されている。
北川村のゆずの種の再利用は2016年から続けられており、再利用されたゆずの種の数は約1億個にのぼる。
また、パッケージを改良して紙資源の削減を徹底し、紙1トンあたり直径14cm、長さ8mの立木30本を使用すると考えた場合、約519本分の樹木を伐採せずに済んだ計算になるという。
6月5日は「環境の日」
普段の生活のなかで誰もができるエシカル活動のひとつとして、環境に配慮された商品を使用することが挙げられる。
環境保全への関心を深めるための国際的な記念日にちなんで、同社は、より多くの人が未来に配慮した行動を起こせるようにと、今回の特設サイトを公開するに至ったという。
特設サイトでは、「ゆず油」の開発秘話がマンガで掲載されている他、「ゆず王国」こと高知県北川村の上村誠村長と同社マーケティング課長中島恵司氏のインタビュー記事が掲載されている。
売るだけでいいのか?悩むマーケターとゆず王国の村長とが出会い、ともに商品を作り上げた開発・奮闘ストーリー
開発秘話のマンガを書き下ろしたのは、「コロナが明けたらしたいこと」で話題の漫画家うえはらけいた氏だ。
2015年当時、「ゆず油」は発売以来、好調に売れ行きを伸ばしていたが、同社マーケティング課長中島氏は一抹の不安を感じていたという。それは、「商品を作って売ればそれで良いのか?」ということだった。
2015年といえばSDGsが国連で採択されたばかりの年だ。
それ以前から地球環境や社会に良い活動に取り組んでいた同社の中島氏は、商品を使う人や売る企業だけでなく、作る人など商品に関わる全ての人から愛されるブランドに昇華させるにはどうしたら良いかと想いを巡らせていたという。
一方同じ頃、高知県北川村の村長である上村氏は、少子高齢化と過疎化により村の行く末を案じていた。
接ぎ木をしないで 18 年かけて育てる「実生のゆず」を多く栽培し、「ゆず王国」と呼ばれるほど、ゆず産業の盛んなこの地域においても、加速する高齢化と過疎化は悩みの種だった。
そんな二人が出会い、それまでは廃棄されていた「ゆずの種」を再利用した商品開発に奮闘する様子や、収穫サポートや教育支援など企業が地方創生に貢献する姿をマンガで紹介している。
「#北川村への手紙」で感想をつぶやくと抽選で10名に「北川村からの贈り物セット」が当たる!
特設サイトの公開の記念に、Twitterキャンペーンが実施されている。
ウテナ公式 Twitter (@utena_official)をフォローした上で、指定の投稿を引用リツイートしよう。その際、「#北川村への手紙」のハッシュタグをつけて、「ゆず油」開発秘話の感想を投稿すると、抽選で10名に「北川村からの贈り物セット」がプレゼントされる。
応募期間は、2022年6月5日(日)10時から6月30日(木)23時59分まで。
(画像はプレスリリースより)
株式会社ウテナ プレスリリース
https://www.utena.co.jp/pdf/20220605.pdf【北川村との物語】「ゆず油」× 北川村プロジェクトレポート
https://www.utena.co.jp/yuzu-yu/kitagawa-story/キャンペーン詳細(応募規約・注意事項)
https://www.utena.co.jp/news_campaign/