帯状疱疹の予防として用いることが可能
グラクソ・スミスクライン株式会社は2月6日、英国・グラクソ・スミスクラインplcが1月26日に、欧州医薬品庁(以下、EMA)から、50歳以上の成人を対象とした帯状疱疹及び帯状疱疹後神経痛の予防を適応として、Shingrixの製造販売承認を推奨する勧告を受けたことを発表した。
Shingrixは、生ワクチンとは違う、遺伝子組換え型のサブユニットワクチンのため、帯状疱疹の予防として用いることができ、ウイルス自体と異なる抗原と特別にデザインされたアジュバントを組み合わせた初めてのワクチン。
2~6ヶ月間隔で筋肉内注射によって2回接種する。
承認は2018年4月頃と予想
帯状疱疹は、水痘と同じウイルスである水痘・帯状疱疹ウイルス(以下、VZV )の再活性化により発症する疾患で、免疫力の低下が原因と言われている。
加齢に伴い、免疫力の低下した高齢者の罹患率も高く、50歳以上の約99%がVZVに感染しており、また、その約3分の1が発症するとも言われている。
2017年10月に、カナダと米国で承認され、オーストラリアと日本でも規制当局による承認審査が行われている。
今回の承認勧告を受け、EMAから承認を許可されるのは2018年4月頃と予想できるとしている。
(画像はグラクソ・スミスクライン株式会社HPより)
グラクソ・スミスクライン株式会社 プレスリリース
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