リツキシマブBS点滴静注「KHK」を1月18日から国内販売
協和発酵キリン株式会社は1月17日、抗CD20モノクローナル抗体『リツキシマブBS点滴静注100mg、500mg「KHK」』を2018年1月18日に国内販売開始する、と発表した。
リツキシマブBS点滴静注「KHK」(一般名:リツキシマブ(遺伝子組換え)[リツキシマブ後続1])の適応症は、CD20陽性のB細胞性非ホジキンリンパ腫、免疫抑制状態下のCD20陽性のB細胞性リンパ増殖性疾患、およびヴェゲナ肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎である。
各疾患治療に1回量375mg/平方mを1週間間隔で点滴静注
リツキシマブBSは、リツキシマブ(遺伝子組換え)製剤のバイオ後続品で、抗体依存性細胞傷害(ADCC)、補体依存性細胞傷害(CDC)、アポトーシスによるB細胞の枯渇を作用機序とする。
CD20陽性のB細胞性非ホジキンリンパ腫および免疫抑制状態下のCD20陽性のB細胞性リンパ増殖性疾患に用いる場合は、成人について1回量375mg/平方mを1週間間隔で点滴静注する。ただし、最大投与回数は8回。
ヴェゲナ肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎に用いる場合は、1回量375mg/平方mを1週間間隔で4回点滴静注する。
薬価収載日は2017年11月29日で、薬価はリツキシマブBS点滴静注100mg「KHK」1バイアルで24,930円、500mgは122,143円である。
2016年1月サンド株式会社とのライセンス契約に基づき、協和発酵キリンは日本における同剤の販売とマーケティング活動を行い、サンドに契約一時金の他、承認成功報酬型のマイルストーン、販売時のロイヤルティを支払う。
(画像は協和発酵キリン株式会社のHPより)
協和発酵キリン株式会社のニュースリリース
http://www.kyowa-kirin.co.jp/