ワクチン事業の基盤強化目指して
第一三共株式会社(以下「第一三共」)は、11月30日開催の取締役会において、学校法人北里研究所(以下「北里研究所」)が保有する北里第一三共ワクチン株式会社(以下「北里第一三共ワクチン」)の全株式の取得を決議し、北里第一三共ワクチンを完全子会社化したことを発表した。
北里第一三共ワクチンを完全子会社とした目的は、第一三共グループにおけるワクチン事業の基盤強化。第一三共は北里研究所が保有する全株式を買い取り、北里第一三共ワクチンを持ち株比率100%の完全子会社とした。
ワクチン事業に関する迅速かつ機動的な意思決定行う体制へ
北里第一三共ワクチンは、2011年、第一三共と北里研究所との合弁会社として設立。
「高品質で利便性の高いワクチン等を継続的に開発し提供することで、世界の人々の保健衛生の向上、安心で豊かな社会の形成に貢献する」を企業理念に掲げ、北里研究所のワクチンの製造・研究開発機能を継承し、ヒト用の感染症予防・治療ワクチンの研究開発、製造、販売を行ってきた。
第一三共は、北里研究所創立者である北里柴三郎博士の実学の精神を継承した北里第一三共ワクチンを完全子会社化したことで、ワクチン事業に関する意思決定を迅速かつ機動的に行う体制を整えていく。
さらに、今後もワクチンの品質と安定供給の確保と共に、新製品の研究開発及び上市に向けて取りくむとしている。
(画像は第一三共ホームページより)
第一三共株式会社 ニュースリリース
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006756.html