ルストロンボパグの安全性と有効性を証明
塩野義製薬株式会社は2017年10月23日のプレスリリースで、塩野義製薬が創製し開発を進めている低分子トロンボポエチン受容体作動薬ルストロンボパグについて、「待機的な観血的手技を予定している慢性肝疾患患者の血小板減少症の改善」を目的としたグローバル第3相臨床試験(L-PLUS 2試験)の良好な結果を第68回米国肝臓学会議で発表すると伝えた。
今回新たに、 ルストロンボパグ群の血小板輸血を必要としなかった患者において、1マイクロリットルあたり50,000以上の血小板数を19日間維持したこと、有害事象の発現率が、ルストロンボパグ群47.7%、プラセボ群48.6%であり、プラセボ群と同等であることなどを発表する予定としている。
血小板減少症に対する新たな治療選択肢
ルストロンボパグは、観血的手技による出血リスクが懸念される慢性肝疾患患者への血小板減少症の治療薬として、米国食品医薬品局からファスト・トラックの指定を受け、ローリング・サブミッションを開始している。
今回のL-PLUS 2試験の結果は、第25回欧州消化器病週間および第59回米国血液学会議においても発表する予定であるとした。
塩野義製薬は、「常に人々の健康を守るために必要な最もよい薬を提供する」という経営理念のもと、革新的な新薬を適切な価格で提供し、世界中の患者の健康とQOLの改善に貢献することを目指していくと述べている。
(画像は塩野義製薬株式会社のサイトより)
塩野義製薬株式会社プレスリリース
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