140人以上が避難 日本人男性が死亡
10月19日午前3時頃、ヤンゴンのカンドージーパレスホテルで火災が発生した。
火災の原因は不明で、ガス爆発や電線のショートなど、いくつかの報道がある。消防車は3時半頃到着、数百人の消防士が消火活動にあたり、およそ3.5時間後に消火された。
この火災で2人が死亡した。詳細は不明だが、日本人の男性とマカオの女性ということがわかっている。火災発生当時は、96部屋140人以上が宿泊していた。そのほとんどは外国人観光客だったという。
伝統的な木造建築 火災アラーム、スプリンクラーが作動せず
火災によって建物の8割がダメージを受けた。アメリカからの宿泊客によると、火災発生のアラームは鳴らなかったという。しかし、ホテルスタッフが必死に各ドアをノックし、宿泊客を避難させた。
スウェーデンの宿泊客も同様の証言をしている。また、スプリンクラーシステムも作動していなかったという。しかし、ホテルの最高経営責任者は、記者会見で警報器が鳴ったと発言している。
カンドージー湖畔にあるこのホテルは1990年代に建設された。ヤンゴンのランドマーク的存在のホテルで、観光客にも人気がある。伝統的なミャンマースタイルの建築で、大部分がチーク材でつくられている。
1930年代に建てられた部分もあるが、最も古い部分はイギリス軍のボートクラブとして使用されていた。
(画像はIrrawaddyより)
Irrawaddy
https://www.irrawaddy.com/BBC
http://www.bbc.com/news/world-asia-41677036