緊急無償資金協力
ミャンマー・ラカイン州北部における治安部隊への襲撃事件で影響を受けた人々に対して、日本政府は合計400万ドル(約4億4,000万円)の緊急無償資金協力を実施することを、2017年9月26日、決定した。
この緊急無償資金協力では、国際機関などを通じて、ミャンマーに100万ドル、バングラデシュには300万ドルの支援を行う。
また、ミャンマーにおいては保健や水、衛生、並びに日用品の提供などを支援。バングラデシュにおいては、シェルターや日用品の提供、水や衛生、子どもの保護などの支援を行う。
治安部隊に対する襲撃事件
日本時間9月25日午前3時30分(現地時間同日午前1時)頃より、ラカイン州北部のマウンドーとブーディータウン地区内にある、30箇所以上の警察拠点が武装勢力による襲撃を受けた。
9月28日までに、100名以上の死者(一般市民も含む)が発生したことをミャンマー政府は発表。
犯行声明を発表した、アラカン・ロヒンギャ救世軍(ARSA)と名乗る組織を、ミャンマー政府はテロ組織に指定、襲撃行為も強く非難した。
継続する攻撃
武装勢力による攻撃は、ラカイン州北部各地において続いており、警察や国軍との間で衝突も発生。この結果、数千人にも上る避難民が発生している。
(画像は外務省のホームページより)
外務省
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