ビジネスコミュニケーションにおける個人的な話題
顧客・取引先、潜在顧客(新規開拓により製品やサービスの顧客になる見込みがある企業や消費者)と良好な関係を構築するには、時に個人的な話題が必要になる。
しかしながら、会話の内容が過度に個人的である、個人的話題を話し過ぎる場合、潜在顧客との関係を悪化させる要因に成り得る。潜在顧客は家族や友人とは異なり、避けるべき話題、話の深さに注意を払うことが求められる。
「Inc」では、潜在顧客とのコミュニケーションにおいて避けるべき話題について教授している。
個人的な話題は雑談程度に
ビジネスコミュニケーションにおいて雑談は必要であり、雑談によりビジネス関係は円滑になり、信頼関係が築けるといわれる。趣味、レジャー、休日の過ごし方などは雑談の話題として好ましく、会話が始まる契機になる。
しかしながら、会話において個人的な話題が占める割合が大きい場合、顧客・取引先、潜在顧客には不真面目な印象を与え、ビジネスに対する姿勢が疑問視される。本題はビジネスの話であり、個人的な話題は会話の始まり程度に留める。
人間関係の話題は避ける
恋人との別れ話、口論や争い事など人間関係が悪化する話題は、聞き手である顧客・取引先、潜在顧客に居心地の悪さ、気まずさを感じさせる。
顧客・取引先、潜在顧客は、私生活において人間関係を上手く扱えない、人間関係の問題が多過ぎる相手とビジネス関係を構築することを避けたいと考える。
特に、恋愛関連の話題は話し手の伝え方、聞き手の受け取り方によってセクシャルハラスメントになる可能性があり、雑談として不適である。
金銭関係の話題は避ける
住宅ローン、カードローンなど金銭問題の話題は、顧客・取引先、潜在顧客の信頼を失う。個人的問題を解決できないビジネスパーソンは、ビジネスにおける問題も解決できず、任せられないと考えられる。
体調の話題は必要最小限に
入院・手術などの体調不良、身内の不幸など体調を理由として、アポイントメントや会議などの予定変更を求める場合、顧客・取引先、潜在顧客に対して、正直に理由を伝えることは避けるべきである。
顧客・取引先、潜在顧客は気を遣い、連絡をとることを躊躇い、ビジネス関係が途絶える可能性もある。状況や相手に応じて、必要最低限に伝えることが好ましい。
(画像はPixabayより)
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