鬼は外、福は内、だけど・・・豆以外にも。
2月3日は節分です。「鬼は外~、福は内~」のかけ声で皆で外に豆をまき、鬼退治。その1年、無病息災を願う、今も根強く伝わる風習です。今年も、早くも豆まきするぞ!と意気込む方もいらっしゃるのでは?
節分の日は、各地の神社やお寺で、節分の“神事”=お祭りがおこなわれます。有名なものとしては、有名人が境内からお客さんに福豆をまいたりします。しかし、それだけが節分じゃない!各地、節分には豆まき以外にもユニークな神事があるんです!
上野の節分「うけらの神事」って?
東京・上野にある「五條天神社」で行われる節分のお祭りは“うけらの神事”といいます。“うけら”とは、薬草。若芽が食用になるキク科の草で、立春(節分)に食べると一年間無病健康と伝えられています。この五條天神社は、医薬の神様が祭られているのです!
鬼退治と薬草、Wのデトックス効果!?
五條天神社の節分の神事「うけらの神事」は、追儺(ついな)式と呼ばれる、悪鬼を祓い疫病を封じる儀式の後に、豆まき、そして、うけらで作られたお餅や、鬼を退治した豆がふるまわれる、独特の神事だそうです。鬼退治して、薬草で体の毒も退治。今流行りの“デトックス”に通じるのかも?いつもとひと味違う、節分のお祭りに参加してみてはいかが?
<五條天神社「うけらの神事」>
開催場所:
医薬祖神 五條天神社 東京都台東区上野公園4-17
開催日時:
2010年2月3日(水)時間は夕方頃を予定。
内容:
追儺式(「蟇目式」「病鬼との問答」「豆まき」)
「追儺の御札・神矢」「うけら餅」
「鬼討ち豆・福杓文字・追儺の絵馬」を受けられます。
問い合わせ:
03-3821-4306