脳MRI健診を受診した事業者の保険料を割り引き
あいおいニッセイ同和損保は7月26日、脳MRI健診支援機構と協同で、運送業者向けのセミナーを開催することを発表した。このセミナーは、脳MRI健診の普及と、脳疾患による事業用自動車を運転するドライバーの事故を未然に防ぐねらいで行われる。
また、脳MRI健診を受診した企業については、同社の「タフビズ運送業総合保険」(正式名称:貨物運送事業者向け賠償責任保険)の保険料を10パーセント割り引くことも発表した。なお、2017年8月1日以降に保険始期が訪れる契約に適用される。
「タフビズ運送業総合保険」は、運送業者を対象とした保険商品で、損害賠償保険をメインに、1保険契約で運送業者に関する様々なリスクに備えることのできる保険。脳MRI健診を受診することで、保険料を割り引くサービスは、2017年7月26日時点で業界初となる。
過労や病気を原因とする自動車事故が多発
昨今、過労や病気を原因とした重大な自動車事故が増加している。このような問題を受けて、2017年1月には、「道路運送法及び貨物自動車運送事業法」が改正され、事業者はドライバーが病気などにより安全な運転ができないおそれのある場合は、運転をさせないようにすることが義務づけられた。
法改正は、脳MRI健診などを義務づけるものではないが、今後、脳MRI健診を導入する動きが高まっていくことが想定される。
(画像はあいおいニッセイ同和損保ホームページより)
あいおいニッセイ同和損保 ニュースリリース
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