累計総投資額は約4,000億円に
三井不動産は7月20日、「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)つくば」など、新たに6棟の物流施設の開発を決定したと発表した。
同社は、グループの中長期経営計画「イノベーション 2017」で、国内事業の競争力強化の取り組みとして、オフィスビルや商業施設などの街づくりの推進や住宅事業などに加え、総合デベロッパーとして培ったノウハウを基にロジスティクス事業を積極的に展開。
開発・運営する施設は、稼働施設が15棟、開発中が今回発表の6棟を含む13棟の計28棟となり、2012年4月の事業開始からの累計総投資額は約4,000億円に達する見込みとしている。
街づくり型ロジスティクスパークの開発を実施
今回発表の6棟は、「MFLPつくば」(竣工予定2018年3月)のほか、「MFLP川口I」(同2019年4月)、「MFLP船橋II」 (同2019年10月)、「MFLP羽田」(同2019年6月)、「MFLP川崎I」(同2019年9月)、「MFLP大阪I」(同2020年4月)。
同社では、地元に根付いた施設開発となるよう、地域貢献のための取り組みを実施。また、物流業界における昨今の課題である雇用確保という点に関し、施設従業員の働く環境の向上に向けた取り組みを実施している。
また、同社では、新たな挑戦として、船橋エリアおよび羽田エリアにおける、街づくり型ロジスティクスパークの開発を実施。
「MFLP船橋II」では、物流施設を新設するだけでなく、カフェテリアや託児所等を整備したゲート棟の併設を予定し、働く人・住む人に向けた街づくりを行い、約20,000平米の広大な緑地は、船橋エリアの人々にも開放する公共空間となり、また、災害時には一時避難施設ともなる予定。
「MFLP船橋I」を含み、船橋エリアのさらなる活性化に貢献する、総敷地面積が約184,000平米規模の次世代型ロジスティクスパークを実現し、同社の開発コンセプトである、時間とともに熟成する「経年優化」の街づくりを進めるとしている。
(画像は三井不動産公式サイトトップページより)
三井不動産 プレスリリース
http://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2017/0720/