プラスチック製燃料タンクの提供
TIオートモーティブジャパンは1月23日、カルマ・オートモーティブ「luxury electric vehicle program」向けにプラスチック製燃料タンクを製造すると発表した。
カルマ・オートモーティブは、高級電気自動車「Revero (レヴェーロ)」「Aliso(アリソ)」を展開する。TIオートモーティブより燃料タンクの提供を受け、レンジエクステンダーEV(EREVs:航続距離延長型電気自動車)の開発を目指す。プラスチック製燃料タンクはカルマ製の高級電気自動車に搭載され、今年秋から製造開始予定である。
性能・機能の向上
TIオートモーティブジャパンのプラスチック製燃料タンクは、ハイブリッド電気自動車(HEV)向けに独特な二重成型プロセスを通じて製造される。
従来のスチール製燃料タンクと比べて軽量化され、高い蒸気圧に対する耐久性が増し、燃料蒸気加圧500mbarまで対応可能となる。性能・機能の向上により、ドライブモードを含めて電力使用・消費が最適化できる。
TIオートモーティブのフューエルタンク・デリバリーシステム副社長ハンス・ディールティエンス(Hans Dieltjens)氏は、レンジエクステンダーEVの多様な燃料蒸気加圧に対応できるようにプラスチック製燃料タンクの製品ラインを拡大すると述べ、革新的な燃料タンクによりカルマ製の高級電気自動車は優れたパフォーマンスを発揮できると確信する。
「2014PACE」の受賞
革新的な燃料タンクは、革新的なタンク製造プロセス「Tank Advanced Process Technology(TAPT)」において「2014 Automotive News PACE Award(2014PACE)」を受賞した。
「Automotive News PACE Award」は、米国の大手自動車専門雑誌「オートモーティブニュース(Automotive News)」が自動車業界において技術革新的な製品・製造プロセスを開発したサプライヤーに贈る賞である。
(画像はプレスリリースより)
TI Automotive
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