トヨタとマツダのシートサプライヤーに
トヨタ紡織株式会社は、同社とデルタ工業株式会社、株式会社東洋シートが、アメリカにおける自動車用シート生産の合弁会社設立に向けた覚書を締結したことを発表した。
トヨタ紡織、デルタ工業、東洋シートの3社は、アメリカのアラバマ州に設立された、トヨタ自動車株式会社とマツダ株式会社の合弁会社であるMazda Toyota Manufacturing, U.S.A., Inc.からの受注に向けた活動を推進する中で、各社の保有するシート生産のノウハウやリソーセスを有効活用し、アメリカにおける自動車用シートの最適な生産体制を構築し、より競争力のあるシートの生産・販売を目指していく。
Mazda Toyota Manufacturing, U.S.A., Inc.は、16億ドルを投資し年間生産能力30万台の工場をアラバマ州ハンツビル市に建設している。
約4,000名を雇用し、2021年の完成車生産開始を目指しており、マツダ・トヨタ向けの各生産ラインで、マツダが北米市場に新導入するクロスオーバーモデルとトヨタの「カローラ」を15万台ずつ生産する予定である。
自動車用内装部品やユニット部品を製造
トヨタ紡織は、世界26ヶ国に107社の関係会社を持ち、2018年3月期の連結売上高は1兆3,995億円を計上。自動車用内装部品、ユニット部品などの製造・販売を行っている。
乗用車用シートでは、人間工学に基づいた乗り心地を追求し、長時間ドライブしても快適かつ安全なシートを製造している。レクサスLSからトヨタヴィッツまで、それぞれのクラスに応じた最適なシートを開発している。
その他、エクゼクティブセカンドシート、ウォッシャブルカバーシート、スポーツシート、シートフレーム、ラウンドリクライナーなどを生産している。
(画像はトヨタ紡織より)
トヨタ紡織株式会社
https://www.toyota-boshoku.com/