心の健康はデリケート
THE CONVERSATIONでは10月10日、英国労働者のメンタルヘルスをサポートする団体「Employer Pledge」を紹介。職場での取り組みは慎重さが求められるとアドバイスしている。
職場での取り組みは、要注意
団体によると、英国労働者の4人に1人が毎年ストレスやうつ病に悩まされており、これらの人々の95%は、理由は一つではないと述べている。
法人向けに従業員のメンタルヘルスに取り組む「Employer Pledge」には、865団体が参加している。
企業がこうした団体に委託するのは、まず従業員のプライバシーの確保があげられる。現実的に、組織や職場がメンタルヘルスの問題に取り組む環境を作ることは難しくないが、リスクを伴うからだ。
権力を伴う環境が主張しにくい現実
フランスの哲学者フーコーは、私たちが誰であるか表現する能力は、権力からの自由を表現する方法であると述べている。
だが職場はある種の力関係があり、自身の経験を自由に話せる環境は、それぞれ従業員が悪く判断されるのではという懸念を引き起こし、人間関係が悪化する可能性がある。
職場の日常と経験を理解する
記事では、職場内でのメンタルヘルスへの取り組みは素晴らしいことだが、それにより何が伴うかを考慮しなければならないと述べている。
私たちの日常や経験、その効果を理解していないと、問題を抱えている従業員を助けるよりも、むしろ対処することになってしまうという。
(画像は写真ACより)
THE CONVERSATION
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