市バス運営資金の不正を指摘する報道で、刑務所へ
10月10日、ミャンマーのイレブン・メディア・グループのジャーナリスト3名が逮捕された。
逮捕されたのはイレブンのNayi Min統括編集長、Kyaw Zaw Linnチーフ編集長、チーフレポーターのPhyo Wai Winの3名。前日夜から、警察が編集部を訪れ3人を探し、他の職員などにも質問を行っていた。
10日朝、手錠をかけられ、ヤンゴン裁判所からインセイン刑務所へ連行される様子が報道されている。
弁護人がAFP通信に語った内容によれば、編集幹部等はヤンゴン地域首相とアウンサンスーチー氏の側近による、汚職に関する記事を扱ったことを理由に、拘束されている。
編集部は、ヤンゴン市バスネットワークの運営にまつわる資金調達について、何らかの不正があったことを指摘した。
ミャンマーメディア業界全体が脅威にさらされている
弁護人は、
3名は505条に基づき、逮捕された。裁判所が「公共社会に恐怖や警戒をもたらす」と判断した場合、2年以上拘束される可能性がある。(アルジャジーラより)
と述べている。
イレブン・メディア・グループでは、2016年にも政府関係者の不正に関する記事を理由に、編集者が拘束されたことがある。
ミャンマージャーナリスト保護協会の創設者は、
メディア業界全体が危険な状態にある。
いつ自分の番になるか予測がつかないので、いつも荷物をまとめて持っている。(アルジャジーラより)
と語っている。
(画像はアルジャジーラより)
アルジャジーラ
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