7割の人が副業に手を出していない現実
ゼネラルリサーチ株式会社は、2018年6月1日から6月6日の期間で、インターネットを通じて10代後半から60代前半の男女に副業に関するアンケートを実施した。その結果、実に7割の人が副業に関心を持ちつつも手を出せていないことが分かった。
副業への関心は高い
調査の結果、副業に関心を持っている人は61パーセントと比較的高い割合であることが分かった。特に今はインターネットを使った在宅ワークが可能なため、仕事をしながらでも空き時間を有効活用して副業することが可能だ。
家にいながらの副業は非常に手軽で時間の有効活用にもなるため、メリットが多いが、実際には77パーセントの人が手を出していないという現実がある。
副業をしない理由
副業については、企業で禁止しているということもあるが、最も多いのは「やりたい仕事がみつからない」というもので実に39パーセントを占める。
副業の種類はあれど、自分がやりたい仕事や、すぐにできる仕事を見つけることに苦労している人が多いように見受けられる。さらに、「時間がない」というものが次に多く33パーセント。「会社が副業を禁止している」というのは21パーセントに留まった。
副業を取り巻く環境の整備
結局のところ、副業をしたいと思ってもできない環境があるため、現実的には手を出せていない人がほとんどであることが調査によって浮き彫りとなった。
副業を後押しする動きは徐々に始まっているものの、まだまだ環境は整っているとは言えない。特に時間がないといった理由には、仕事の拘束時間の長さや残業の多さなど、日本が抱える働き方への課題が多い。
今後どのように環境整備が進められていくかによって、副業に対する向き合い方は大きく変わってきそうだ。
(画像はプレスリリースより)
ゼネラルリサーチ株式会社のプレスリリース
https://general-research.co.jp/report/01.html