900名の従業員体制
自動車部品の大手サプライヤーであるボッシュは5月23日、中国の蕪湖市に2ヵ所目となる自動車メーカー向けインフォテインメントおよびコネクティビティシステムを生産する施設を稼働させ供給量を拡大させることを明らかにした。
ボッシュは1909年より中国において事業活動を開始しており、現地生産に加えて中国市場向けの研究開発も現地で行っている。
今回稼働した新施設の床面積は18,000平方メートル規模となっており、中国で現地生産される車両向けのインフォテインメントシステム、インストルメントクラスター、コネクティビティコントロールユニットを生産する計画である。
今回ボッシュが3,600万ユーロを投じたこの新工場は2018年には、160名の研究開発要員を含め約900名の従業員体制となる見通しとなっている。
中国事業を大幅に拡大
ボッシュは中国の各拠点に過去10年間で約46億ユーロの投資を行っているが、2017年のみで8.4億ユーロを投じており、中国の無錫市において世界初となる電気自動車用48ボルトバッテリーの生産施設の建設をスタート。
また、ボッシュは2018年に成都市にあるパワーツール工場を拡張すると同時に、11月には同社アジア太平洋地域初となる、ハイブリッド車と電気自動車の効率を高め制動距離の短縮させるiBoosterの生産施設が南京市に稼働予定となっている。
これに加えて、武進区常州市にも自動車用エレクトロニクス工場が完成する予定となっている。
(画像はプレスリリースより)
ボッシュ プレスリリース
https://www.bosch-presse.de/