トヨタ自動車と豊田通商の3社で共同出資
自動車部品の大手サプライヤーであるデンソーは3月12日、コネクティッドカー関連のソフトウェア開発に強みを持つAirbiquity社に出資することで、自動車のソフトウェアを遠隔地から無線で更新するOTA(Over the Air)システムの開発を強化することを明らかにした。
今回、米国ワシントン州シアトルを本拠地とするAirbiquity社への出資は、デンソーに加えてトヨタ自動車、豊田通商の3社が共同で出資する計画であり、デンソーの出資額は500万USドルとなっている。
遠隔地からソフトウェアの更新が可能
自動運転や電動化など自動車の高性能化に伴い、将来的にはコネクティッドカーがOTAシステムを採用することで、遠隔地から無線でソフトウェアを更新、書き換えすることが可能となる。
Airbiquity社は、車載マルチメディアなどのソフトウェア開発において多くの自動車メーカーに採用された実績があり、またOTAシステムの開発においてセキュリティへの対応などで強みを持っている。
デンソーは、カーユーザーの利便性の向上、自動車メーカーやサービス提供者の製品開発、サービス開発の成功に貢献することで、新たなモビリティ社会の実現に貢献していく方針である。
(画像はデンソーホームページより)

デンソー プレスリリース
https://www.denso.com/