「利便施設の充実」を重視する割合38.5%
全国宅地建物取引業協会連合会と全国宅地建物取引業保証協会は3月26日、「住まい方の意識トレンド調査」の結果を公表した。
調査結果によると、住まいの環境で最も重視するのは「買い物施設や病院など利便施設の充実」の38.5%。次いで「通勤のしやすさ」の18.8%、「治安」の17.1%と続いた。
1位のパーセンテージが、2位と3位の倍以上であることから、「利便施設の充実」が最も求められていることが伺える。
また将来、都市部と地方のどちらに住みたいかとの質問では、「都市部に住み続けたい」が39.9%と最多。その一方で「興味はあるが困難だと思う」が35.2%、「可能ならやりたい」が18.4%、「ぜひやりたい」が5.5%と約6割が関心を持っていることもわかった。
リノベーションいまだ普及せず
リノベーションに対する関心についてみてみると、「リノベーションに関する検討をしたことがある」人はわずか9.2%。また34.9%が「興味がない」と回答している。
その一方で、リノベーション済みの戸建てやマンション、アパートに対する抵抗感については、「全く抵抗ない」が27.6%、「少し抵抗はあるが、検討できる」が35.7%と、過半数がリノベーション済みの物件に対して許容している。
年代別にみると20代が最も抵抗が少ないが、30代になるとリノベーションを拒否する割合が跳ね上がる。「絶対に検討したくない」と答える割合は16.6%で、全年代で最多となっている。
なお、この調査は1月24日から28日の期間、国内に居住する20歳以上の男女を対象に実施された。有効回答数は2,400件。
(画像はプレスリリースより)
「住まい方の意識トレンド調査」 - 公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会、公益社団法人 全国宅地建物取引業保証協会
https://www.zentaku.or.jp/