事業継続計画対応を強化
住友不動産株式会社は2017年1月23日のニュースリリースで、東京都港区三田一丁目4番1号で開発を進めていた「住友不動産麻布十番ビル」の建設が終了し、竣工したと発表した。
「住友不動産麻布十番ビル」は、国際的な業務・商業集積地である六本木に隣接し、地上10階建の低層ながら、都心最大級の約1,300坪の広大な1フロアを「整形無柱」空間とした高いレイアウト効率を追求した。
建物は免震構造を採用、エレベータの自動仮復旧システムの採用や各階に防災備蓄倉庫を設けるなど、BCP対応を強化した最新設備でテナントの事業継続を支える施策を講じている。
三重のバックアップシステムの停電対策
ビル内への電力は3回線の配電線を引き込むスポットネットワーク受電方式を採用しているため、障害が2重に発生しても残りの1回線で供給継続が可能となり、さらに、6600ボルトの高圧受電方式と比較して信頼性と安定性に優れた2万2,000ボルトの特別高圧受電方式をであるため、回線自体が優れている設備となっている。
また、万一の事故による停電に備え、中圧ガスと重油の両方に対応したデュアルフューエルガスタービン発電機を設置、送電が停止した場合でも、中圧ガスで最短でも10日間以上、敷地内のオイルタンクに所蔵した重油で72時間分の電力を確保し、専用部、共用部への電力供給が可能となっている。
(画像はプレスリリースより)
住友不動産ニュースリリース
http://www.sumitomo-rd.co.jp/住友不動産
http://www.sumitomo-rd.co.jp/