複雑な糖尿病管理の負担を軽減
サノフィ株式会社は2017年1月17日のプレスリリースで、インスリングラルギン(基礎インスリン)とリキシセナチド(GLP-1受容体作動薬)の用量調節が可能な固定比率配合剤で、成人2型糖尿病患者の治療薬であるソクリアについて、欧州委員会(EC)が欧州における販売を承認したと発表した。
ソクリアは、2種類の注射用プレフィルドペンとして発売、患者の空腹時血糖値のみに基づいて適切にインスリン必要量を調節できる使いやすい製剤で、基礎インスリンとGLP-1受容体作動薬の配合剤の簡便な1日1回の投与により、それぞれの成分を投与する場合と比較して、複雑な糖尿病管理の負担が軽減し、成人2型糖尿病における有効性の向上が期待されている。
欧州31カ国で販売予定
欧州でのソクリアの販売承認は、2016年11月の欧州医薬品庁(EMA)の医薬品評価委員会(CHMP)による肯定的見解を受けたもので、欧州連合(EU)の加盟国である28カ国のほか、アイスランド、リヒテンシュタイン及びノルウェーで適用される。
また、米国では2016年11月に食品医薬品局(FDA)が承認し、2017年1月4日より米国内で販売されており、EU各国では2017年第2四半期以降に販売すると見込まれている。
(画像はサノフィ株式会社のサイトより)
サノフィ株式会社プレスリリース
http://www.sanofi.co.jp/サノフィ株式会社
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