エラスリスグループが進めるリチウム化合物製造プロジェクト
2017年1月16日、繊維・化学品・機械の専門商社である蝶理株式会社は、チリ共和国でエラスリスグループが進めるリチウム化合物製造プロジェクトに参画する事を決定したと発表した。
エラスリスグループは、チリ共和国のサンティアゴ市に所在し、
鉱業や漁業、食品加工業、自動車事業などを行う企業である。
イオン交換膜で、かん水からリチウム化合物を生産
蝶理株式会社は、エラスリスグループが進めるリチウム化合物製造プロジェクトで生産されるリチウム化合物が、リチウムイオン電池に適した品質で、需要の増加に対応出来ると判断したという。
リチウム化合物製造で採用される技術は、イオン交換膜でかん水からリチウム化合物を生産する製法である。従来のかん水からの蒸発法に比べると天候に左右されず、生産時間を短縮出来るという。更に鉱石からの抽出製法と比較しても低コストであるとしている。
同社は、1970年代からリチウム塩を輸入し、リチウムイオン電池材料の拡販に取り組んできたという。リチウム化合物製造プロジェクトをサポートし、生産開始後には、アジア地区販売総代理店として拡販を目指していきたいとしている。
(画像は、蝶理株式会社のホームページより)
蝶理株式会社 ニュースリリース
http://www.chori.co.jp/