マンションの基本情報や修繕履歴などを管理するシステム「TC3ARD(ティーシーサード)」
2017年1月20日、総合不動産管理会社の株式会社東急コミュニティー(以下、東急コミュニティー)は、ソフトウェア開発会社のサイトセンシング株式会社と、マンションの基本情報や修繕履歴などを管理するシステム「TC3ARD」を共同開発したと発表した。
東急コミュニティーが管理受託するマンションの約30%は築30年以上経過しており、同システムは、今後ますます老朽化する建物のメンテナンス、管理に有効だ。今後、大規模改修工事や、長期修理計画作成・改訂の際に、管理組合向けの提案を視野に入れているとのこと。
3Dを用いた積算・修繕履歴管理システム「TC3ARD」の概要
マンションの外観を動画撮影し、3Dモデルデータに加工でき、各部位ごとの面積や使用部材を3Dモデルに入力することで、建物の大規模改修工事や長期改修計画の各部位の数量積算を簡単に実行できる。
図面や修繕履歴が整理保管されておらず、いつどこを工事したのかを正確に把握できないマンションでも、同システムを活用することで、建物のライフサイクルを長期的な視点で管理できる。
大規模改修工事の居住者説明会の際、ウォークスルー機能を使って、建物内の移動や工事箇所の確認ができ、工事内容や工程についてビジュアルで確認することで、居住者の理解促進に繋げる。
工事積算の工程を削減でき、業務の効率化が図られる。
(画像はプレスリリースより)
東急コミュニティー ニュースリリース
http://www.tokyu-com.co.jp/company/newsrelease/20170120.pdf