無病息災・家内安全を祈る火渡り行
2017年1月17日(火)に福岡県小郡市の如意輪寺境内で、新年の息災を願う「初観音・柴燈護摩供火渡り」が行われる。
火渡りの行は、理源大師が宇多天皇の勅命によって京都の金峯山で山中の柴薪を集めて毒蛇を退治した柴燈護摩に由来するらしい。
人々の心を洗う新春行事
僧たちが境内広場の中央に積み上げられた燃えさかるヒノキの枝葉に護摩木を投じる。ホラ貝や太鼓、鉦を打ち鳴らしながら読経を続け、無病息災、家内安全などを祈る姿は厳粛で力強さを感じる。
火渡りの行は厳しい荒行のイメージがあるが、如意輪寺では小さな子どもから年配の方まで参加できる。
ヒノキの枝が燃え落ちた後の灰の上を、1年の息災と幸福を祈り、煩悩を焼き尽くして欲しいと願いながら、僧に続いて裸足で歩く。
幸せな1年を過ごすための新春行事に参加した後は、如意輪寺の入り口に並んだ出店でお祭り気分を盛り上げるのも楽しい。また、数量限定ではあるが住職の好意で昼食用の精進弁当が用意される予定だ。温かいお茶とともに振る舞われ、心身ともに満たされるだろう。
(画像は小郡市観光協会ホームページより)
小郡市観光協会ホームページ
http://kanko.ogori.net/index.php?cID=196