CO2排出量ゼロとゼロエネルギーのための実証実験を開始
大阪ガスと積水ハウスは既存住宅をリノベーションし、CO2排出量ゼロとゼロエネルギーを実現するための長期居住実験を、12月1日からから約2年半にわたって実施する。
大阪ガスと積水ハウスはこれまでにも、住宅の省エネルギー化を目指し長期居住実験を共同で行ってきた。その結果、燃料電池・太陽電池・蓄電池の3電池を最適に制御することで、新築住宅でのCO2排出量を通年でゼロにできることを日本で初めて実証した。
今回はリノベーション住宅を対象に、新たな居住実験に取り組む。リノベーション住宅でのゼロエネルギー実証実験は国内初となる。
居住快適性とゼロエネルギーの両立を目指す
リノベーションでは窓を真空複層ガラスに交換し、1階床下と2階天井裏に断熱材を追加して断熱性能を約12%向上させた。さらに居室ごとに空調するのではなく、室間の温度差が少ない全館空調に変更した。リノベーション工事は、居住者が暮らしながら行える範囲で行われる。
一般的には快適性を向上させると、消費エネルギーが増大するが、燃料電池の効率化とタイムリーな空調制御技術によって居住快適性の向上とゼロエネルギーの両立を目指す。
(画像はプレスリリースより)
大阪ガス株式会社、積水ハウス株式会社のプレスリリース
http://www.osakagas.co.jp/