海外では115カ国以上で承認
旭化成ファーマ株式会社は、11月18日、骨粗鬆症治療剤「リクラスト点滴静注液5mg」(以下「リクラスト」)が、同日、薬価基準収載されたことを発表した。
「リクラスト」は、ノバルティス ファーマが開発したビスホスホネート製剤で、骨粗鬆症治療薬として2007年に米国、欧州で承認されたもの。海外では115カ国以上で承認されている。
国内では旭化成ファーマが、2010年6月に日本での独占的開発・販売権を取得して開発を進め、骨粗鬆症の効能・効果で2015年9月30日に販売承認申請、2016年9月28日に製造販売承認を取得していた。
「リクラスト点滴静注液5mg」年1回投与で患者負担軽減
「リクラスト点滴静注液5mg」の用法用量は、通常、成人には1年に1回ゾレドロン酸として5mgを15分以上かけて点滴静脈内投与。
1年に1回の投与というのは、骨粗鬆症治療薬で最も長い投与間隔で、通院や点滴の際の痛みなど患者の負担の軽減につながると考えられる。
なお、発売は11月25日予定とされている。
(画像はプレスリリースより)
旭化成ファーマ株式会社 ニュースリリース
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