「VR」を導入
SOMPOケアネクスト株式会社では、認知症ケアのための人材育成の一環として「VR(バーチャルリアリティ)」を導入したと発表しました。
同社では、以前より、認知症ケアに関する人材育成に力を入れており、これまでも事例研究会の開催や、認知症ケア専門士の資格取得の奨励などをおこなってきました。
2017年3月より、これらの取組に加え、VRの活用を開始しています。4月からの社内研修にも取り入れていきたい考えです。
中核症状を体験
導入したVRは、認知症の中核症状を体験できるものです。日常生活にある題材を使用し、エピソード形式での体験が可能です。
認知症の人がどのようなことに困っているかを疑似体験できることがは、認知症ケアにとって大きな意味があります。
準備されているエピソードは4つ。「電車に乗っているときに自分がどこにいるのかわからなくなる」や、「レビー小体病患者による監修の幻視」などです。
体験することにより、認知症患者の立場・不安・とまどいなどを体験し、ケアに必要な知識や技術をより深く学ぶことができるでしょう。
SOMPOの今後
同社のグループでは、今後SOMPOケアメッセージ株式会社でもVRの導入を検討しています。VRを生かした、教育・採用活動をおこなっていく考えです。
(画像はプレスリリースより)
認知症ケアの教育に「バーチャルリアリティ」を導入
https://www.sompocare-next.jp