再生医療等評価部会提示の腫瘍関連遺伝子に対応
株式会社DNAチップ研究所は、3月7日、「C3チェックサービスプラス」の提供を開始した。
同サービスは、同社が提供しているカスタムアレイCGH2解析「C3チェックサービス」のプローブデザインを見直し、再生医療等評価部会提示の腫瘍関連遺伝子に対応したもの。
ヒト間葉系幹細胞の品質評価に特化
同社は2015年、ヒト間葉系幹細胞の品質評価に特化したカスタムアレイCGH2解析「C3チェックサービス」の提供を開始した。
同サービスで使用しているカスタムアレイは、全遺伝子を網羅すると共に、腫瘍関連遺伝子についてプローブを高密度に配置したデザインとなっている。これまで、1376の腫瘍関連遺伝子について高密度化していた。
しかし2016年6月、厚生労働省より「特定認定再生医療等委員会におけるヒト多能性幹細胞を用いる再生医療等提供計画の造腫瘍性評価の審査のポイント」が通知され、同社は従来製品を確認。299遺伝子が高密度化されていなかったとして、新たに「C3チェックサービスプラス」として再構築を行ったという。
再生医療分野で用いられることが期待される
「C3チェックサービスプラス」は、1675の腫瘍関連遺伝子が高密度化された新しいカスタムアレイとして完成した。同サービスでは、培養工程におけるDNAの構造変異を、約100倍の解像度で網羅的かつ短期間で検出することが可能となっている。
同社は同サービスについて、再生医療分野の研究開発における安全性・安定性のための重要な手法の1つとして用いられることが期待されるとしている。
(画像はDNAチップ研究所の公式ホームページより)
「C3チェックサービスプラス」開始のお知らせ - 株式会社DNAチップ研究所
http://www.dna-chip.co.jp/company/pdf/press103.pdf