電波を切り口に、科学とアートの境界について語る
北海道大学CoSTEP(科学技術コミュニケーション教育研究部門)は3月11日、公開シンポジウム「手のひらから宇宙まで ~電波が創発するコミュニケーション、そしてアート~」を開催する。
衛星を用いたアート作品「ARTSAT」を中心に、電波の技術的特徴から、その活用が人と人の関係性に及ぼす影響などについて、久保田晃弘、大鐘武雄、原島博の3氏が話をする。
会場は北海道大学工学部フロンティア応用科学研究棟の鈴木章ホール。開会は14時(13時半開場、受け付け開始)、終了は17時を予定している。参加費は無料。申し込みフォームで予約を受け付け中だ。
多彩な顔ぶれの登壇者
多摩美術大学教授の久保田晃弘氏は、世界初の芸術衛星と深宇宙彫刻の打ち上げに成功した衛星芸術プロジェクトARTSATなど、さまざまな領域を横断・結合する創作の世界を開拓している。
大鐘武雄氏は、北海道大学大学院情報科学研究科教授で、無線システムにおける信号処理などに関する分野を研究。飛行制御が可能で、温度・高度・加速度情報も受信できる飛行船モデルを自作して学部・学科紹介イベントで披露するなど、ユニークな教育を行っている。
東京大学名誉教授の原島博氏の専門はコミュニケーション工学。人と人の間のコミュニケーションを、リアルとバーチャルの両側面から技術的にサポートすることを中心に活動。日本顔学会発起人でもある。
(画像はCoSTEPホームページより)
CoSTEPホームページ
http://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/