「新エネ大賞」資源エネルギー庁長官賞を受賞
一般社団法人 新エネルギー財団は1月27日、和歌山県有田川町の「多目的ダムの維持放流水を活用した町営二川小水力発電所の取り組み」を平成28年度「新エネ大賞」に決定したと発表した。
同財団が平成28年5月に募集を開始し、数多くの応募案件から厳正な審査の結果選定したもので、表彰式は平成29年2月15日14:00から東京ビッグサイト会議棟703会議室にて行うとのこと。
この受賞ポイントには、県と電気事業者が運営する既設の二川ダムでの維持放流水を利用した小水力発電(最大出力199kW、有効落差35.4m)を導入していて、全国にも例がない町営の発電所である点を挙げる。
また、「有田川エコプロジェクト」として町営の小水力発電所導入を目指して推進するとともに、特に建設に際しての持分負担額に関する見直しにより町営の発電所が実現できたことについて、先行事例として高く評価されたとしている。
廃棄物減量や自然エネルギー導入への補助制度実施
同プロジェクトは、廃棄物減量や自然エネルギー導入といった環境行政を一貫した地球と町財政にエコなプロジェクトとなり、住民の資源ゴミ分別徹底で削減できた費用を基金として積み立て、太陽光発電や太陽熱利用および廃棄物減量への補助制度を実施している。
また基金の活用により、県営多目的ダムの維持放流水を利用した町営の小水力発電所を完成させ、この売電収益も基金に積み立てることで、これまでの補助制度のほか環境教育や公共施設への再エネ設備設置等の温暖化防止事業へと活かしていく予定とのこと。
(画像はプレスリリースより)
一般社団法人 新エネルギー財団 プレスリリース
http://www.nef.or.jp/award/kako/h28/p03.html和歌山県有田川町 発表記事(1月31日付)
http://www.town.aridagawa.lg.jp/kurashi/seikatsu/「有田川エコプロジェクト」
http://www.goodlifeaward.jp/glaentry/glaentry-4234