本年10月1日付けで承継
マルホ株式会社は、7月7日、アトピー性皮膚炎治療剤 「プロトピック軟膏」をアステラス製薬株式会社より承継すると発表した。
マルホが今回承継することになったのは、「プロトピック軟膏0.1%」および「プロトピック軟膏0.03%小児用」の日本における製造販売承認。承継は、本年10月1日付けで行われる。
世界75ヵ国以上で使用されている
「プロトピック軟膏」は、ステロイド外用剤とは異なる作用機序を有するアトピー性皮膚炎治療薬。1999年6月に日本で承認され、同年11月には藤沢薬品工業(現アステラス製薬)より発売された。2003年には「プロトピック軟膏0.03%小児用」も承認され、現在は世界75ヵ国以上で使用されている。
マルホは、同剤の日本国内におけるプロモーション活動を、2011年4月より受託。2014年4月からは、販売も受託している。同社は、医療用医薬品などの研究・開発・製造・販売を行う製薬企業。「Excellence in Dermatology」を長期ビジョンとして掲げ、皮膚科学領域での卓越した貢献を目指している。
より一層アトピー性皮膚炎患者に貢献
「プロトピック軟膏」は本年10月以降、マルホが製造販売元として情報の提供と収集を行い、製品の安定供給を実施する。
皮膚科学領域に特化する同社は、同剤の製造販売承認の承継を通じて、より一層アトピー性皮膚炎に悩む患者に貢献できるよう取り組むとしている。
(画像はマルホ株式会社の公式ホームページより)
アトピー性皮膚炎治療剤 「プロトピック軟膏」の製造販売承認の承継のお知らせ - マルホ株式会社
https://www.astellas.com/ja/news/9711