契約率15.4ポイントアップ
株式会社不動産経済研究所は6月15日、5月度の近畿圏マンション市場動向を発表した。これによると近畿圏における5月のマンション発売数は前年同月比22.2%増、契約率も15.4ポイント増となった。
発売数、エリアの格差歴然
5月の近畿圏におけるマンション発売戸数は1,738戸で、前年同月に比べ22.2%増、前月比では24.9%の増加となった。
地域別発売戸数は、大阪市部23.8%増、大阪府下42.9%増、京都市部187.2%増、京都府下5.0%増と貢献したが、神戸市部は37.3%減、兵庫県下でも23.5%減と明暗が分かれる結果となった。
平米単価、4か月連続下落
1戸あたりの平均価格は3,570万円で、前年同月比7.3%のアップとなり、2か月連続で上昇した。一方、1平方メートルあたりの単価は前年同月比1.4%下落し62.0万円。平米単価では4か月連続の下落となった。
地域別の平米単価は大阪市部65.1万円、大阪府下57.5万円、神戸市部53.2万円、兵庫県下61.9万円、京都市部73.9万円、京都府下53.7万円、奈良県51.2万円、和歌山県は46.4万円だった。
契約率は絶好調
契約率は79.9%で、前年同月に比べ15.4ポイントアップと大幅改善、前月比でも1.7ポイント増となった。これに伴い販売在庫数は前月末に比べ23戸減少し、2,291戸となった。
(画像はプレスリリースより)
近畿圏のマンション市場動向
http://www.fudousankeizai.co.jp/