中国重慶に2018年後半を目処にオープン予定
ドライブトレインやシーリング、熱管理技術などの大手自動車部品サプライヤーであるデーナは、中国に新しいドライブラインの生産施設を建設することを、6月6日のプレスリリースで明らかにした。
新しい施設は中国の重慶に、7500平方メートルの敷地に建設。デーナは新たな施設の建設に、およそ2300万ドルの投資を行った。また、2020年までに完全な生産体制に入り、およそ130人を雇用する予定だ。
中国市場に向け分離型全輪駆動(AWD)テクノロジーである「SpicerSmartConnect」を搭載した、先進のドライブラインを製造する予定だ。同テクノロジーは、SUVやクロスオーバーなど乗用車の燃料効率を改善することが見込まれる。
重慶では初の中国におけるデーナの15番目となる施設
「SpicerSmartConnect」は、中国の無錫にあるデーナのテクニカルセンターでテストが行われる。同施設は2013年に開設され、中国市場のニーズを満たす製品開発や新製品の配送が行われている。
燃料効率を改善し世界的な自動車メーカーに提供される「SpicerSmartConnect」は、急速に成長するアジア太平洋地域の市場拡大に大きく貢献すると見られる。また、「メイドイン・チャイナ 2025」と第13次5カ年計画といった現代化戦略のサポートにもつながる見込みだ。
2018年後半のオープンを目指す重慶では初めてとなるデーナの施設は、地元の熟練した技術者と、サプライヤーの確立したネットワークなど効果的な流通ルートの利用が想定されている。
(画像はプレスリリースより)
デーナ・プレスリリース
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