フィコサ・インターナショナル社との合弁事業は終了へ
自動車部品の大手サプライヤーであるデンソーは、ドイツに新会社「デンソーADASエンジニアリングサービス」を設立することを、4月25日のプレスリリースで発表した。
新会社では、先進の安全システムに関する画像認識テクノロジーの開発が行われる見込みで、「安全」のためのテクノロジー開発が強化される。
またこれに伴い、フィコサ・インターナショナル社との合弁会社である「アダセンス・オートモーティブ(ADASENS)」とデンソーとの合弁事業は終了することが決定した。
デンソーはかねてより、深刻な社会問題でもある交通事故を減らすため、安全テクノロジーの開発に力を入れている。
先進の運転者支援システムと自動運転を目指した開発
デンソーは、自動運転や自動緊急ブレーキなどといった先進の安全システムの開発を強化している。
新会社「デンソーADAS」では、車両周りの障害物を検知し画像認識を行うテクノロジー開発を行う。これにより自動運転や先進の運転者支援システムの実現と、全ての人々のために安全で信頼できる自動車社会を構築することにつながるものとみられる。
新会社への出資はデンソーが100%で、資本金は60万ユーロだ。設立は2016年5月で、2018年までに40名の雇用が予定されている。
デンソー
http://www.globaldenso.com/en/デンソー・プレスリリース
http://www.globaldenso.com/en/news/2016/