インドネシア人船員10名が武装集団に誘拐
2016年3月29日、インドネシア外務省の発表によると、フィリピン領海内にて、インドネシア人船員10名を乗せた船舶が、武装集団にハイジャックされた。
同国外務省によると、ハイジャックされた船舶は、石炭を運搬する船舶で、インドネシアの南カリマンタン州からフィリピンに向けて航行中であった。
身代金目的の誘拐、インドネシア人船員の消息つかめず
ハイジャックされた日時は正確には特定されていないが、同石炭運搬船を所有する会社に対して、武装集団のアブシャラフから身代金を要求する電話が2度あり、最初の電話が26日にあったことから、同時期にハイジャックされたと推測されている。
誘拐された10名は、依然行方不明となっており、インドネシア外務省は、フィリピン政府と協力し、インドネシア人船員の全員救出に向けて、対応していく考えを示している。
武装集団アブシャラフは、近年勢力が弱まっているものの、アメリカやフィリピンでは、爆弾テロや身代金を目的とした誘拐を繰り返すテロ組織として指定されている。
(画像はUSA TODAYウェブサイトより)
USA TODAY
http://www.usatoday.com/indonesiaThe Washington Post
https://www.washingtonpost.com/worldABC NEWS
http://abcnews.go.com/International