M501GAC形ガスタービンを受注
三菱日立パワーシステムズは3月22日、米国のNTEエナジー社が新設するキングスマウンテン発電所に向けたM501GAC形ガスタービンを受注したと発表した。なお、M501GAC形ガスタービンは、サバンナ工場(ジョージア州)で製作することになっている。
NTEエナジーは、フロリダ州セントオーガスティンに本拠を置く電源開発会社だ。電源の開発・買収・発電・送電・売電などを手掛けており、オハイオ、テキサス、ノースカロライナなどで事業を展開している。
キングスマウンテン発電所は、NTEカロライナLLCが建設・運営するものであり、ノースカロライナ州クリーブランド郡に建設される。出力は47万5,000キロワット、運転開始後は約40万世帯分の電力を供給する計画だ。
信頼性、柔軟な操作性
発電設備はM501GAC形ガスタービン以外にも、蒸気タービンや排熱回収ボイラー、発電機などで構成される。三菱日立パワーシステムズは、主機であるガスタービンと発電機を供給する以外にも技術者を派遣し現地で指導していく。
このガスタービンは効率性、信頼性、柔軟な操作性において性能が高く、今回のプロジェクトで必要とされるクオリティを有している。
G形ガスタービンはこれまでに北米向け52基を含めて、すでに世界で97基の受注実績がある。全世界では300万時間以上の運転時間を持ち、北米向けM501GAC形の受注累計は23基となった。運転開始は2018年の予定だ。
三菱日立パワーシステムズ ニュースリリース
http://www.mhps.com/news/20160315.html