クラウドサービスで新サービスを提供
平成28年3月9日、大日本印刷株式会社(以下「DNP」)と日本ユニシス株式会社(以下「日本ユニシス」)は、「国際ブランドデビット」の導入・運用に必要な取引処理、会員管理、勘定系システムとの連携、夜間サービス代行などの機能を提供する「国際ブランドデビット 決済サービス(以下「同サービス」)」の提供を開始することを発表した。
国際ブランドの電子決済サービス分野で、両社はすでに前払い(プリペイド)方式の「国際ブランドプリペイド」において協業しており、これに続く形で、即時払い方式の「国際ブランドデビット」においても、ワンストップでトータルなサービスを提供するとのことだ。
同サービスは、株式会社北國銀行が国内で初の導入事例となり、Visa payWave付きデビットカードである「北國Visaデビットカード」の発行を同年4月1日から開始する。
同カードは、国内外のインターネット含む3800万店以上のVisa加盟店でのショッピングに24時間365日利用でき、利用代金は即時、カード登録された北國銀行の普通預金口座から決済される。また、利用金額に応じポイントが付与される。今後、キャッシュカードとの一体型カードの発行も予定しているという。
サービス概要
国際ブランドデビットとは、Visa、MasterCard、JCBなどの全世界のカード加盟店で利用することが可能な即時口座引落方式の電子決済サービスである。
同サービスは、これの基本機能である取引処理、会員管理、勘定系システムとの連携、夜間サービス代行、会員向けWebサイトの構築・運用といったものをクラウドサービスで提供するもので、金融機関は、自社開発する場合より、低コスト・短納期で国際ブランドデビットのサービスを導入することが可能となる。
また、DNPと日本ユニシスは、ICカードの製造・発行、オンラインショッピングでカードを利用するための認証サービスなどをも組み合わせて提供し、金融機関の業務負荷軽減に繋がる。
なお、日本ユニシスが提供する「次世代オープン勘定系システム『BankVision』」を利用している金融機関の場合は、従来の費用を軽減することもできるという。
(画像はプレスリリースより)
大日本印刷株式会社 ニュースリリース
http://www.dnp.co.jp/news/10120576_2482.html