リナックスやアンドロイドの技術に強み
自動車電子部品の大手サプライヤーであるビステオンは12日、インドを本拠地とするマルチメディアシステムソリューションの大手ディベロッパーであるAllGo Systems(以下、AllGo社)を吸収合併することで合意したと発表した。
AllGo社はバンガロールに本社を置くインフォテイメント・メディアのサプライヤーであり、IP技術による車両用のインフォテイメント、コネクティッド・ディスプレイ・オーディオ用のメディアおよびコネクティビティ用ソリューションなど、リナックスやアンドロイドの技術を使った自動車用アプリケーションに強みを持っている。
コスト競争力のあるアプリケーションを提供
ビステオンの最高経営責任者兼社長のSachin Lawande氏は次のように述べている。
「AllGo社はマルチメディアとスマートフォンのコネクティビティ用ソフトウェアは、ビステオンにインフォテイメント・ソフトウェアの競争力を大きく向上することになる。AllGo社のIP技術によるソリューションで、自動車メーカーにコスト競争力のあるアプリケーションを提供することができる。」(ニュースリリースより引用)
AllGo社はインド、米国、アジア、ヨーロッパに約140人の従業員を抱えており、グローバルな車両用のプラットフォームとして広く認知されている企業である。
なお、2016年の第一四半期に政府当局による合併認可が下りると見込まれているが、買収条件などの詳細については明らかにされていない。
ビステオン ニュースリリース
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