温泉はよい、ほんたうによい、ここは山もよし海もよし
種田山頭火は行乞記の中で昭和5年9月に訪れた日奈久温泉を絶賛。日奈久温泉では、これを記念した「九月は日奈久で山頭火」を開催している。
今回で17回目となる「九月は日奈久で山頭火」は、地震の影響で開催が危ぶまれたが、無事開催となった。
温泉と山頭火にひたる
9月3日(土)の山頭火オープニングをかわきりに、9月11日(日)の日奈久再発見や9月22日(祝日)のおりや句会、9月25日(日)の山頭火ウォークとおよそ1ヶ月間は山頭火一色となる。
山頭火気分で歩く
山頭火は八代から日奈久の木賃宿「織屋」までを歩いたが、メインイベントである山頭火ウォークでは、球磨川河川敷運動公園をスタートし日奈久温泉神社までのおよそ13kmを一句ひねりながら山頭火に思いを寄せて歩く。
山頭火弁当や温泉入湯券などが付いてくるので句に自信がなくとも楽しめるが山頭火ゆかりの「織屋」は先の熊本地震の影響で見学出来ないのが残念である。
盛り上げる同時開催イベント
イベント期間中は様々なイベントも同時に開催しており、温泉入浴スタンプラリーは、温泉旅館で入湯した際にもらえるスタンプを集めると特賞で日奈久温泉ペア宿泊券が当たる。期間中にはポイント2倍デーもあったりする。
散策すれば、日奈久温泉のあちらに山頭火の句板が展示され、好きな句を探せる。ほかにも絵手紙展や木版画展、写真展が行われているので、のんびりと日奈久温泉を楽しんではいかがだろう。
第17回九月は日奈久で山頭火
http://www.hinagu.com/santoka/