全国で初めて発達障がいに特化したセンターを
埼玉県では2014年6月に発達障がいに特化しての就労相談から職場定着支援までをワンストップで提供する発達障がい者就労支援センターを全国で初めて川口と草加にオープンし、その後2015年には川越に開設。
これまでの支援センターの実績
2015年度までの実績としては、3か所のジョブセンターで1,374件の相談を受けて、100人が就職。こうした就職者は総務事務やデータ入力、商品管理などの業務に就いているという。
県内4か所目の「ジョブセンター熊谷」開設
2016年6月1日(水)には県内4か所目となる発達障がい者就労支援センター「ジョブセンター熊谷」を開設した。運営はNPO法人ワーカーズコープ。場所はJR高崎線の秩父鉄道熊谷駅南口から徒歩1分のビル内。利用者のことを考え利便なところにつくられている。
利用者対象者は県内に在住し就労を希望する発達障がい者だ。サービスの内容は、直接の来所者や電話による相談にきめ細かく対応、ほかパソコンの入力などの実務作業体験で、得意、不得意を客観的に評価する「相談、アセスメント」。
オフィスを再現した場所でのジョブトレーニングやコミュニケーション能力やビジネスマナーを修得するための訓練を実施する「訓練」。就職先の企業開拓、企業との合同説明会開催や面接時の同行などの支援を行う「就職活動支援」。
就職後の職場定着に向け定期的な職場訪問を行い、障がい当事者と雇用主の双方をフォローする「職場定着支援」といった支援策を実施。こうしたセンターが地域にできることで、企業の発達障がい者雇用への取り組みも進んでいくことが期待される。
埼玉県の報道発表資料
http://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/160526-04.html