わったー島の渋滞改善さびら!
11月4日、『わったー島の渋滞改善さびら!』と題された、 沖縄の道路渋滞対策と新たな交通環境を考える有識者懇談会の第2回が、内閣府沖縄総合事務局により開催された。(わったー=私達、~さびら=~しましょうの意)
この中で、既存のイオンモール沖縄ライカム(北中城村)の駐車場や、2019年春開通予定のゆいレール新区間終点である「てだこ浦西駅」に設置予定の1000台規模の駐車場などの利用による「パーク・アンド・ライド」導入の検討について、県から報告があった。
パーク・アンド・ライドとは
パーク・アンド・ライド(park and ride)は、自動車利用者の行動を変えることにより、道路渋滞をはじめとする交通問題を解決するためのTDM(交通需要マネジメント、Transportation Demand Management)の施策の一つである。
自宅から自家用車で最寄りの駅またはバス停まで行き、車を駐車させた後、バスや鉄道などの公共交通機関を利用して都心部の目的地に向かうシステムを、パーク・アンド・ライドと呼ぶ。バスに乗り換える場合はパーク・アンド・バスライドとも呼ばれる。
導入の見通し
パーク・アンド・ライドの導入により、那覇市内への通勤時の移動手段が自家用車から公共交通利用へ転換され、流入する車両数が減少することで、市内の交通渋滞が緩和されることが期待される。
県は、公共交通網が不十分な沖縄市泡瀬付近の住民を対象に、イオンモール沖縄ライカムの駐車場をマイカーからバスへの乗り換え拠点とし、そこからバスレーンを走る基幹バスによる快適な移動手段を確保したい考えである。
現時点では、導入時期は未定であるが、今後、モニター調査への協力などに関して、地元や同複合施設との協議に入りたい考え。導入に伴い、同複合施設周辺で朝夕に渋滞が起きる可能性も精査し、本格導入を検討するとしている。
なお、建設が予定されているゆいレール「てだこ浦西駅」でも、パーク・アンド・ライドの導入が計画されている。
(画像はプレスリリースより)
沖縄の道路渋滞対策と新たな交通環境を考える有識者懇談会 会議資料
http://www.dc.ogb.go.jp/road/ir/kisya/h28/happyou13.pdf